システム構築・運用・保守

「システム構築」とはシステムの設計からプログラム、テスト・評価作業を指します。その工程は前述の「ソフトウェア開発」と同じです。次に「システム運用」とは、システムを動かすためのオペレーターを指します、「システム運用」は、決められた時間にシステムを起動する、データの入力や修正などの更新作業を行う、システムから返ってきた結果を特定の部署へ送信する、バックアップを取るなどの、決められた作業がほとんどです。またそのシステムを利用しているクライアントに出向し常駐する場合も多くあります。最後に「システム保守」は、稼働中のコンピューターシステムの定期点検、システムを動かしているマシンや周辺機器の入れ換えなどの際に不具合が起きないようにシステムの調整を行います。

 

実際にシステムを構築する上で、仕様書を基にしたプログラミングは時間も人材もコストもかかる大変な仕事ですが、それ以上にシステムが稼動してからの「システム運用・保守」も重要な仕事です。1度稼動したシステムが恒久的に問題なく動くことはまず考えられません。何かシステムトラブルが発生すれば、その原因の探索と再発防止のために早急に対処しなくてはなりません。特に金融や医療などに関るシステムのトラブルは致命的です。どのくらい多くの人に影響を及ぼすか予測もつきません。「システムの運用・保守」における責任は極めて重大だと言えるでしょう。以上の仕事はルーチンワークがその大部分を占めます。ですので几帳面で1つの事にじっくり取り組める人が向いています。