ITコンサルタントに求められる人材

IT設備投資や見直しが進む中、「IT系コンサルタント」の需要は高まっています。その中で企業がITコンサルタントに求めるのはどのような人材なのでしょうか?企業がITコンサルタントに求めているはいくつかありますが、大切なのは「論理的な思考能力」です。顧客の状況や属する業界の現状を冷静に把握、分析し、問題解決の提案をするにはこの「論理的な思考能力」が必要不可欠になります。ですので中途採用ではこの能力を判断するための試験が実施されます。その際にになんの予備知識も与えられないまま、非常に高度な試験問題が課されます。

 

また、「論理的な思考能力」だけでなく精神力も必要になります。ひとつの問題に対してじっくりとあらゆる切り口から問題に取り組みます。また、一定期間である程度の成果をあげないと顧客には満足していただけません。顧客の問題解決はコンサルタントの手に全てゆだねられますので、その精神的な重圧は多大なものになるでしょう。また、「論理的な思考能力」を見に付けるためには観察力やマネジメント能力も必要となります。顧客の問題を素早く把握し、問題点を見つける観察力が必要です。

 

そして、その問題の分析から解決策の提案、プロジェクトの実施までの一連の流れを効率的に進めるのがマネジメント能力です。また、何か新たな問題が発生したときも、それに粘り強く対処できるだけの持続力も必要です。また自社製品を進めるための営業・プレゼンテーション力、顧客との交渉の際にはコミュニケーション力も必要になります。コンサルタントの仕事にはっきりしたベストの答えはありません。しかし、限りないベターの答えから、もっとも効果的な答えを判断する必要があります。