キャリアコンピタンシーとは?

最近よく聞く言葉に「キャリアコンピタンシー」という言葉があります。「キャリアコンピタンシー」とは「自分のキャリアプランの実現に向けて、積極的に自分や周囲に働きかける能力」、「突然のキャリアダウンなどに備える。または対処できる能力」のことを言います。終身雇用制が崩壊しつつある現在、大手企業といえど定年退職まで面倒を見てくれる保障はどこにもありません。突然のクビやそうでなくとも減給・思うように昇給しないなどの可能性も考えられます。そのような社会の中で、私たちにはどのような不測の事態にも対処できる能力が必要不可欠です。

 

また、特にIT業界は最も変化の早い業界の1つです。変化が早い分、数年続いたトレンドが急に次の日には古いものになる可能性も多くあります。ですので特にIT業界で働く私たちにとって「キャリアコンピタンシー」が重要になってきます。具体的には行動力・思考力・分析力・自立性を身に付けることです。ほんの数年後の未来であっても、私たちに予測することは困難です。ですので、たとえどのような事態に陥ったとしてもそこから這い上がれる。または、被害を最小限に抑える準備を事前にしておくことが重要です。

 

さらに、「チャンスを逃さない」ことも重要になります。近い将来、大きなプロジェクトを任された時に、それを遂行できるだけの能力がなければ、その大きなチャンスをみすみす逃すことになります。「キャリアプラン」で描いた「将来の自分像」を実現するためにも、今後必要となる能力・スキルについては早めに身につけておきましょう。