自分の能力を知ろう

「キャリアプラン」を立てる上で、今の自分を把握するのはとても重要になります。自分の能力や特性を知り、足りない能力を補ったり、自分の強みを延ばして行きましょう。自分の能力を知るには「自己分析」を行う必要があります。「自己分析」では自分の特性や人生観、能力を把握しますが、「キャリアプラン」を立てた人ならば自分の人生観(何を大切に思い、行動するか)は把握できていると思います。ここでは、自分の特性と能力の把握について説明します。

 

自分の特性と能力を把握するには「キャリアの棚卸し」を行います。「キャリアの棚卸し」はいわば自分用の職務経歴書です。自分の経験職種、その経験から身に付いたスキル、残した成果を書き出していきましょう。まずは、時系列順に経験した職種・職務を書き出します。その際に役職や参加したプロジェクトの内容、参加人数、使用したソフトウェアや言語、環境、自分の役割なども併せて書きましょう。そしてできるだけ具体的に実績を書きます。数値を用いて表すと客観性が出て良いでしょう。それぞれについて自己評価とその理由も書き加えます。

 

「キャリアの棚卸し」を行うと、自分の経験がどのようなスキルに結びつくのかが良くわかるでしょう。また、改めて振り返ってみなければ「コミュニケーション力」「リーダシップ」などの目に見えにくい能力の把握は難しくなります。自分では分からない能力を知る1つの方法として、あなたの身近にいて、あなた良く知る人に聞いて見るのもよい方法です。様々な切り口から自己分析を行ってみましょう。