未経験職種への転職

同じIT業界の中でも、未経験の職種に中途採用でチャレンジしたい場合は、まずその動機をはっきりさせましょう。企業が求めているのは「即戦力になる人材」です。ですので、未経験の場合の転職は経験者に比べて圧倒的に不利になります。自分の経験がないことを認めた上で、それでも何故その職種にチャレンジしたいのか熱意をアピールしましょう。その職種の魅力、動機を整理してみましょう。もちろん熱意だけではダメです。また、今までの自分の経験・スキルをその職種でどう生かすことができるかアピールします。例えばSEから営業などであれば、SEで身につけたシステムに関する知識を顧客へのプレゼンテーションに生かすなど、企業が納得できる自己PRをします。

 

また、効果的な自己PRのためには、業界研究や企業研究が欠かせません。最新の動向を常にチェックして使えるネタを仕入れておきましょう。同じIT業界であっても、企業のビジネスプランによっては求められる人材は異なります。「新聞」、「業界紙」、「専門誌」、「会社四季報」「企業のWEBサイト」などで最新情報を入手しましょう。

 

企業が求める人物像と自分の経歴の交差点を探り、企業に貢献できる点を見つけましょう。それを職務経歴書の中で積極的にアピールします。また面接の受け方も経験のある職種を受ける時とは少し違います。企業の面接官は履歴書を見れば、あなたがこの職種の経験がないことぐらいすぐに判断できます。ですので、それに臆することなく、自分の経験を転職先企業ではどのように生かせるのかを自信を持って話しましょう。自分という商品のプレゼンテーションを行なうつもりで面接に望みます。